2014年行われたAMBITIONとイーレックスのIPO

IPOは株式公開とも呼ばれているもので、未上場企業の株式を証券市場において売買可能にすることです。これにより、企業は証券市場から直接金融による資金調達が可能となり、幅広い目的で利用できます。既存株主にとっても株式市場への売却により、投下資本の回収が容易となります。

また、IPOは投資家にとっても簡単な作業で利益が見込めるので、非常に魅力的です。上場する前に手に入れた株を上場日に売却するだけであり、利益を得る条件は公開価格を初値が上回るということだけです。ちなみに2014年に行われた77社によるIPOでは、59社で初値が公開価格を上回っています。

賃貸住居用の転貸借用物件の管理および賃貸物件の斡旋・仲介などを事業としているAMBITIONも、2014年にIPOを行い公開価格を初値が上回った内の1社です。直前の企業実績はプラス収支を記録しており、事業に新鮮味はありませんが堅実な案件と見られていました。当選本数が少なめであり、やや当たりにくいということがマイナス要因です。

9月19日に行われたAMBITIONのIPOは、公開価格960円に対して初値は62%上昇の1,555円を記録しています。これは、100株換算で投資家は60,000円の利益を得られた計算となります。まずは、予測通り非常に堅実な結果が出たということです。

AMBITION同様に2014年に公開価格を初値が上回るという結果が出たのが、新電力として特別高圧・高圧の電力需要家への電力小売、電源開発などの事業を行っているイーレックスです。こちらは同業企業の粉飾疑惑などで敬遠されている中でのIPOであり、初値の大幅な上昇は期待できないと考えられていました。

イーレックスのIPOは、公開価格1,170円に対して初値は11%上昇の1,301円でした。イーレックス株を100株売却した場合は、29,000円の利益が得られたといことになります。

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